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■一ツ瀬川・R219を進む【杉安橋から一ツ瀬ダム】



「よし、行くぞ」と鹿児島を出てから約3時間、宮崎県西都市の一ツ瀬川にかかる【杉安橋】にやっとたどりついた。これから国道219号を川沿いに進み、一ツ瀬ダムまで。

まず川の色が目にとまる。一面が薄いグリーン色で水深が深いのかなと思ったが、そうでもなさそう。見ようによっては美しいのだが、近くにいた地元の人に聞くと、大雨の後はしばらくこの色が続くのだという。このあたりは昔、屋形船や宿で結構賑わっていたとのこと。今でも屋形船が浮かんでいても全然おかしくない、のどかな雰囲気の場所。船宿があって、そこで川魚が食べられたら、なんてことを思う。

杉安橋から川をのぼること約1キロ。振り返ると、橋が九州山地の出口のように【横たわっている】のが見える。これから九州山地の懐に入っていくのかと思う間もなく、前方になにやら【鳥居】が・・・速川神社。鳥居の奥には道路から川に降りる階段が見える。降りてみよう! と歩き出すと、脇に「神社まで870メートル」という看板があった。(散策したので【コチラ】もどうぞ)
このあたりは一つ瀬川が蛇行している地点で、この日は水量も少なく川も穏やかに流れていた。両岸は緑でおおわれ紅葉の季節にはきっと美しい渓谷なのだろう。杉安峡と呼ばれているらしい。

速川神社の鳥居からほどなく【杉安ダム】が見えてきた。このダムは、九州電力の発電用ダムで昭和38年竣工というから、かれこれ44年というところ。半世紀近く発電し続けたということになる。
ダムを過ぎると【川の様子】が一変、満々と水を貯えた川に涼しい風が流れ、遠くに鳥のさえずりが聞こえてくるようになる。

そうこうしながら二つのトンネルを抜けしばらく行くと、さらに川は別の表情を見せてくれるように。【楠之木橋付近】では川幅が狭くなり、両岸も荒々しい岩で囲まれ、水の流れも速くなっているように見える。道路から水面までの距離も50メートルほどあるだろうか、ほとんど【見下ろす】ような感じになってきた。ふと足下に目をやるとすすきの穂が芽を出しはじめている。
対岸には【一ツ瀬発電所の建物】が見えてきた。もうすぐ目指す一ツ瀬ダムかな、と思っていると【目立つ道路標識】が。ひむか神話街道とは、宮崎県の西都市から南郷村、椎葉村、五ヶ瀬町、高千穂町へとつづく天孫降臨の地を結ぶ街道ということらしい。直進しなければいけないのだが、少し寄り道して入ってみる。確かに神秘的な雰囲気を残している道だった。車一台がやっと通れるというところも・・・。次回はこちら訪ねてみようと思う。でも交通規制がしかれているらしいので行かれる方は御注意を。

再び国道219号へ戻ると、すぐ【見慣れぬもの】が・・・。ダムが放流する時に警告用のサイレン。その先に集落があるらしい。杉安橋から15キロ程、民家らしい民家はほとんど見かけなかったが、こんなところで【見慣れた看板】にであうなんて。瓢丹淵郵便局。見なれたものも場所が変わると新鮮にうつるものだ。

この郵便局の向側から川に降りられる場所があったので降りてみる。
川の水がキレイ】で手を伸ばすと冷たい水で気持ちよく、思わず顔を洗ってしまう。数百メートル上流にはダムがあるはずなのに・・・きれいな水を優先的に流しているのかもしれない。足もとはごつごつした石で、【向こう側】は丸みを帯びた石。これも珍しいのかも。
水遊びが終わると、すぐに目的の【一ツ瀬ダム】が見えてくる。ダム手前で【法面の崩落】の後が。このあたりでは木材を使って補修工事をするのかな。短いトンネルを抜けると、そこにはまるで湖のように水をたくわえる一ツ瀬ダムが横たわっていた。

次回は紅葉の季節に一ツ瀬川水系を訪ねてみたいと思う。

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